なぜ“人の意識”を評価するのか|循環式浴槽配管とレジオネラ属菌
なぜ“人の意識”を評価するのか
ほとんどの施設は、毎日きちんと清掃を続けています。それでも、レジオネラ症の報告は増え続けている——その理由はどこにあるのでしょうか。なぜ本制度が“設備”ではなく“人の衛生意識”を評価するのか。その背景を、稀麗と一緒に紐解いていきます。
案内人・稀麗(きれい)むずかしそうに見えるテーマだけど、ひとつずつ、やさしく見ていきましょうね♪
レジオネラ症は、今も増え続けている
日本でレジオネラ症が初めて確認されたのは1980年10月28日。それから約40年が経った現在でも、発症数は右肩上がりで上昇を続けています。感染源となる様々な水環境で微生物制御が行われていますが、減少する兆しは見えていません。※参考:レジオネラ回顧録

さらに、公的機関の調査報告によると、オープン直後の真新しい施設や、最新の「自動塩素注入器」「循環ろ過機」を導入している施設でも集団感染が多発しています。これは「設備が新しい=安全」ではなく、日々の運用管理が伴わなければ事故は防げないという、明確な事実を示しています。

※参考:厚生労働省および公的研究機関のデータに基づく
これまでの業界の課題 ─ 設備の壁

従来の衛生基準評価の多くは「最新の循環式ろ過設備の導入」など、設備に対して評価されてきました。そのため、古い施設にとってはハードルが非常に高く設定されていたのです。
結果として、資金力のある大手チェーンや新しい施設しか高評価を受けられず、「設備は古くても、毎日丁寧に衛生管理を続けている施設」が正当に評価されない——そんなジレンマ(設備の壁)がありました。
しかし冒頭のとおり、
最新設備を導入しても、発症数は右肩上がりなのです。
もう一つの壁 ─ 学習の壁

施設管理者の皆様は日々の業務に追われ、外部の専門的な衛生講習に参加する時間を確保することが困難です。さらに業界全体として、『現場向けの分かりやすい学習機会』が不足しているという『学習の壁』も存在します。
そして『最新設備が自動でやってくれる』という安心感は、時に現場の衛生に対する『意識の隙』を生んでしまいます。清潔が当然のように求められる業界でありながら、近年『レジオネラ属菌が通常の○○倍検出』という事件が後を絶たないのは、こうした意識の隙が原因の一つなのです。
実際、レジオネラ感染事故が発生した施設の多くは、後に「衛生意識が欠けていた」と証言しています。
あなたの“当たり前”こそ、最大の信頼資産

しかし、逆に言えばどうでしょう。貴施設のように「毎日当たり前のように、丁寧に浴槽を掃除している」という現場の努力——実はそれこそが、数百万円の最新設備にも劣らない、施設の最も強力な「信頼資産」なのです。
では、あなたの施設を利用する大切なお客さまは、何を手がかりにすれば「綺麗で清潔な温泉施設」を見つけられるのでしょうか。

本制度が目指すもの【衛生を学び続ける姿勢を可視化】

当研究所は洗浄技術研究の一環として、洗浄・消毒の調査を実施してきました。その調査で判明したのは——「入浴設備および給湯水系」は古くても、管理する「人」の意識と継続性があれば、レジオネラ事故は右肩下がりにできるということです。
そこで本制度は、施設の規模を問わず、「講習会で正しい知識を学ぶ姿勢と、衛生管理への真摯な取り組み」そのものを評価・認定します。これは、日本全国の入浴施設の衛生レベルを底上げするための、新しい挑戦です。
この認定証を掲げることで、お客様に「綺麗で清潔な施設」という安心感を視覚的に伝えるだけでなく、利用後の「やっぱりここを選んで正解だった」という感動を裏付け、強固なリピーターへと繋げることができます。
「減点方式」から「加点方式」へ

完璧でなければ認めない「減点法」ではなく、学ぼうとする意欲を認める「加点法」へ。この認定証は、お客様に安心を伝えると同時に、現場で働くスタッフの皆様に「衛生管理のプロとしての誇り」を持っていただくためのものです。
案内人・稀麗(きれい)完璧じゃなくて大丈夫。学んで、実践し続ける姿勢こそが、施設のいちばんの強さなんです。その姿を“星”で可視化して、業界みんなで「衛生は、ちゃんと守られている」と胸を張って伝えていきましょう♪
あなたの施設の“本当の姿”を、
星で可視化しませんか。
設備の新しさではなく、日々の衛生への姿勢を評価します。初回の認定証発行手数料は11,000円(税込)、専門家登壇に関する費用は当研究所が負担します。
